2022年9月26日月曜日

2022年10月のDPG




   これまで2年近く、オンラインで勉強会を行いノウハウを蓄積してきました。
今まで特に支障もなく、前回7月には、充分に安全を確保した形で新宿の屋外ビアガーデンでハイブリッドの懇親会もできました。
 10月からは日本でもオミクロン株対応のワクチンの接種が開始されると報道されていますが、10月の勉強会前に勉強会参加者全員が接種完了するのは難しいと思われます。
先日の報道ではWHOのテドロス事務局長は、パンデミックの終息を宣言するにはまだ早いと発表したと伝えられています。
いつまでも、不要不急の集会は避けるという生活が続くとは思いませんが、DPGのメンバーもいい年齢になっているので、今回も安全を図り、オンライン開催とします。

 ビデオカンファレンスでの開催は、参加料無料とします。
参加のリンクは、メーリングリストでお送りします。
ビデオカンファレンスの場合は、基本的には申し込み不要です。お気軽に参加ください。

ツールは米国Microsoft社のSkypeというツールを使って行う予定です。

 SkypeはmacOSやWindowsだけでなく、iPadやiPhone、Androidのスマートフォンやタブレットでも利用可能です。

 また、Skypeがインストールされていなくても、Google ChromeかMicrosoft Edgeをデフォルトブラウザーとしてお使いであれば、何もインストールすることなく、メールのリンクからビデオカンファレンスに参加できます。

 SkypeやGoogle Chromeの準備にお手伝いが必要な方は、勉強会当日の数日前までにご連絡いただければ、準備のお手伝いができます。
お気軽に photo_semantic@mac.com にご連絡ください。


2022年10月の勉強会のラインナップは以下の通りです。


「写真展・転々 7月勉強会で巡ったギャラリー」
 担当:古島

新宿から四谷にかけては、ニコンプラザを筆頭に様々な写真ギャラリーが徒歩圏
内で点在しています。7月の勉強会は酷暑の中ではありましたが、気心知れたメンバーと巡ることで連帯感が生まれたのか、変に会話が弾みました。
なにより、写真展をされてる作家さんとの会話は貴重なものでした。
その後の懇親会の飲み物が美味しかったことは、言うまでもありません。
今回はその中から、印象に残った以下の2つのギャラリーについてお話しをさせ
ていただきます。

「TOTEM POLE PHOTO GALLERY 」
トーテムポールが立つ公園を前に、元はガレージだったのか開放的な造りです。
意図的に大きく引き伸ばしたプリントには、伝えたい思いがありました。

「photographers’ gallery」
新宿二丁目界隈の雑居ビルにあり、写真家17名で運営されてるのが特徴です。
独立した2つのギャラリー空間を持ち、写真集の販売もしてます。
そこでは2人の写真家さんの全く違った、濃密な時間を味わえました。


「フィクス・ショットとパン(動画撮影のカメラワーク 1 )」
 担当:小島

動画撮影もどんどん一般化していますね。
カメラを固定したまま収録する"フィックス・ショット"や、三脚を軸にしてカメラを左右に振る"パン"といったカメラワークは皆さんも日常的に取り入れていることでしょう。
何十秒も、時には何分間もジッと見続けられる力強い写真="フィックス・ショット"はフォトグラファーの得意分野ですよね。
しかし動画では、長くても10秒ほどのカットの後続には次から次へと別カットが流れてきます。つまり、動画では1つのシーンを複数のフィックス・ショットで表現する必要があるのです。
また、広大な風景をつぶさに見せるだけが"パン"ではありません。
"パン"は動画の演出として使われることも多く、3つの種類(演出的な役割)に分けられます。
明日から使える動画カメラワークの基本を紹介します。


「EOS R7のHEIF画像のカラマネと、iPhone 14 Proの新機能(カメラ中心に)」
 担当:廣瀬

 今年7月、廣瀬は久しぶりにカメラを買いました。Nikon 1 V3以来なので2014年4月17日に買ったのが最後、大型センサー賛美の風潮に逆らって、半導体の進化は微細化にあると小型センサーにこだわった結果、iPhoneカメラに至ったというのが現状でした。
しかし、いくらiPhoneカメラが高画質化しても、望遠、とりわけ超望遠は、ポケットに収まる携帯性が求められるスマートフォンにはかなり難しいもので、おそらく当分はクロップした画像を超解像化する現在のデジタルズーム以外の方法はなく、高画質な超望遠画像はスマートフォンでは当分の間、難しいでしょう。
現在のiPhoneカメラでは、HEIFがデフォルトの画像形式になっており、RGB各色10bitのハイダイナミックレンジの画像をJpegのおおよそ半分のファイルサイズで記録することが可能になっています。
次回買うカメラは、HEIFで撮影可能なカメラにしようと決めていましたが、フルサイズセンサーのカメラでは対応製品があるものの、小さい望遠レンズが使える小型センサーのカメラでHEIFで記録するものはなかなか現れませんでした。(iPhoneのように2つ以上の小型センサーの画像が露出を変えて複数枚撮影した画像をAIであたかも1つのセンサーで撮影した映像であるかのように記録するには、複雑な処理を行うことができて低消費電力なCPUとGPUと機械学習用のニューラルエンジンのような処理ができる半導体が必要になり、カメラというよりはコンピュータの開発力が必要。カメラメーカーには現状の開発リソースでは難しいのだと思います)
だから、そもそもダイナミックレンジが大きい大型センサーのカメラにしかHEIF対応ができなかったのは道理だったのだと思います。
そんな中、キヤノンがAPS-CセンサーのカメラでHEIF撮影が可能なEOS R7を発売しました。
Nikon 1亡き後、本当はフォーサーズシステムのカメラでHEIF対応機が出れば、望遠レンズも小型のものが使えて理想的だったのですが、上記書いたように小型センサーでハイダイナミックレンジを実現するには、コンピュータ的な複雑な処理をカメラ内で行う必要があり、不採算部門であるとして投資ファンドに売却されたかつてのオリンパス(OMデジタルソリューションズ)はもちろんのこと、EV用バッテリーに会社の総力を傾けているPanasonicにも望み薄。レンズは大きくはなるけれど、フルサイズセンサーカメラほどではないEOS R7でデジタル一眼レフのHEIF画像の実力を試してみるべく8年ぶりにカメラを購入しました。
今回は、EOS R7のHEIF画像のカラーマネージメントと、久しぶりに画素数を上げてきたiPhone 14 Proについて話したいと思います。


2022年10月22日 土曜日 午後14時15分より午後5時00分まで
午後14時05分よりSkypeで待機しています。

参加料 無料 



申し込み:photo_semantic@mac.com 
現在お申し込みとお問い合わせはメールでのみ受け付けています。